WORKS施工実績

大和南高校の耐震補強工事は、壁を一度解体して柱と梁を内側から支える従来の工法と違って『外付けブレース』と言う実績の少ない希少な工法です。この工法は建物の中に人がいる状態で施工をするのが目的な工法です。老朽化した低層マンションや24時間稼働する警察署などでよく見かける工法になります。

しかし、今回は仮設校舎を設けて建物内に生徒がいない状況での工事を行っています。
では、なぜこの方法かと申しますと、
大和市の学校施設は厚木飛行場の騒音に対して国からの補助により防音サッシが設けられており、県の発注工事では防音サッシ（国補）を取り外すことができないからです、したがって壁の解体も出来ない為、このような工法での発注になっています。

工事の進捗については、すでに90％に達しており残す作業は鉄骨ブレース廻りの仕上作業を終え足場解体も目前の状況です。
工事ヤードはしっかりと隔離された環境なので、ほとんど生徒や先生と接することは無く少し寂しくも感じますが、安全管理の面では非常に助かっています。

午後になると事務所の隣の仮設校舎から吹奏楽や軽音楽部の練習する音や、体育館では全国大会に毎年出場しているバレーボール部の気合の入った声が聞こえ、青春パワーをもらっています。
残り1カ月となりますが、引き続き無事故での竣工を目指します。